投資対象の一つである「金(ゴールド)」.
人類は,これまでどのくらいの量の金を採掘してきたのでしょうか?
また,金はあとどれくらい残っているのでしょうか?
調べてみましたので,ご紹介します.
これまでに採掘された金の量
これまでに採掘された金の総量は約200,000トン(約20万トン)とされており,これは国際基準プールの約4杯分といわれています.
採掘された金は,ジュエリー,投資,産業用途などに利用されています.
金はその物理的・化学的特性から,さまざまな産業用途があり,電子機器(半導体,集積回路など),医療,化学産業(触媒など)に使われています.
ここ2023年の各国の金の採掘量は,
- アメリカ ー 170トン
- オーストラリア ー 310トン
- ブラジル ー 60トン
- カナダ ー 200トン
- 中国 ー 370トン
と言われています.
未採掘の金の量
地下に残っている金の量は推定で約50,000トンと言われています.
その内,33,000トン〜15,000トンの金がどこにあるか確認されており,18,000トンが未発見であると言われています.
未発見の金のうち一部は海水中の金が含まれます.
ただ,海水中の金は非常に微量で,現在の技術では海水から金を効率的に抽出するのは難しいと言われています.
参考文献
- 米国地質調査所(US Geological Survey, USGS)
**参考資料**: “Mineral Commodity Summaries”
リンク: [USGS Mineral Commodity Summaries] - World Gold Council (WGC)
**参考資料**: “Gold Demand Trends” レポート
リンク: [World Gold Council] - International Geological Congress (IGC)
**参考資料**: “Gold Resources and Production”
リンク:[International Union of Geological Sciences]
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